需要が高まる重症心身障害児施設で活躍!

一日のスケジュール

一日のスケジュール

重症心身障害児施設で日勤として働く看護師の一日のスケジュールを紹介します。ただし、ここで紹介するのはあくまで一例で、細かい内容については施設ごとに異なります。あくまで参考としてご覧ください。


午前の流れ

9時に仕事が始まります。まずは情報収集や申し送り、朝のカンファレンスを実施します。看護師や医師、生活支援課、学校教諭などと必要な情報を交換します。なお、利用者の送迎については個別で行うことがほとんどですが、ご家族が送迎することもあります。
9時30分~10時から呼吸器のチェック、内服薬のチェック、入浴介助、入浴後の処置、検査、環境整備などを行います。環境整備については、ケアに必要な物品の準備や配置の確認以外にも、リラックスできる音楽を流したり、季節ごとに壁を装飾するなどして明るい雰囲気を作ることが大切です。
11時からは昼に行うミキサー食注入の準備や学校から帰ってくる入所児の受け入れ準備を行い、学校からの申し送りを確認します。また、オムツ交換や吸入などを行います。呼吸器のサポートが必要な子どもに対しては、気管カニューレ・経鼻エアウェイなどの管理、喘息やたんの症状に対する腹臥位の励行などを行います。
12時からは昼食なので、食事介助を行います。それぞれが食べやすい状態にした食事が用意されているので、利用者ごとに介助方法は異なります。ミキサー食注入が必要な子どもに対しては経鼻胃菅や胃ろうなどの管理を行います。なお、経管栄養は昼食時に限らず複数回行います。食事介助は利用者と直接コミュニケーションをとれる重要な機会なので、状態に変化がないかを注視しながら介助にあたります。また、スタッフは順番に休憩に入ります。

午後からの流れ

13時からはオムツの交換や吸引入所児の登校準備をします。
14時から15時ごろに午後の入浴が始まるので、入浴介助や入浴後処置をします。また、下校した子どもたちへの清潔ケアや定期処置を行います。寝たきりの子どもたちには、体位の工夫やオムツの状態をみて褥瘡対策を実施します。
16時になると夕方に行う注入の準備をして注入・吸入を実施します。また、食堂で食事をとる子どもたちの移乗準備を開始します。
17時には準夜勤に入る看護師が出勤するので、そこで申し送りを行います。そして夕食の介助や注入を行います。投薬が必要な子どもには、きちんと患者確認をしながら投与します。最後に看護記録を残したらその日の仕事は終わりです。
以上が一日のスケジュール例です。残業が発生しづらいので定時で帰りやすいです。

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