重症心身障害児施設で働く看護師の実情
重症心身障害児施設で働く看護師の実情をみていきましょう。病院とは異なる部分が多いので、仕事内容にも違いがあります。他職種と連携して仕事をする機会が多いので、意見の食い違いなどが発生しやすいです。とはいえ、非常に大きなやりがいのある仕事で、需要も伸びています。キャリアアップを目指すのであれば、日本重症心身障害福祉協会が定める認定資格を取得しましょう。転職の際には転職サイトを使うと効率的に求人を探せます。
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求人はどうやって見つける?
一般の病院と比べると重症心身障害児施設の求人は少ないです。そのため、どうやって求人を探せばいいか分からない看護師も多いでしょう。ハローワークなどを利用して求人を探すことも可能ですが、最もおすすめなのは転職サイトの利用です。転職サイトは好条件の求人を保有しており、転職先の内部事情に詳しいのでミスマッチのない転職が可能です。また、履歴書作成のアドバイスや面接対策をしてくれるので、安心感を持って転職活動を進められます。
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更なるキャリアアップを目指す
重症心身障害児施設で働きながらキャリアアップすることは可能です。近年、重症心身障害児看護の需要が高まってきました。そのため、スキルアップを目指す看護師に向けて専門性の高い知識や技術を学べる認定資格として、日本重症心身障害福祉協会は「重症心身障害看護師」を作りました。この資格があれば、施設内外で重症心身障害児看護に関する医療的ケア研修の実施が可能です。現在日本に重症心身障害看護師を取得している看護師は330名以上います。
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看護師の仕事内容とやりがい
重症心身障害児施設で働く看護師は利用者の生活介助を行いますが、施設によっては介助業務を介護スタッフに任せている場合があります。また、夜間オンコール体制をとっている施設の場合は、夜間の急な呼び出しがあります。介助業務を介護スタッフのみで行っている場合、医療的な知識の浅いスタッフに対して病状についての指導を行う機会がありますが、そこで意見が食い違うなどのコミュニケーションの問題が発生することがあります。